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痛風の歴史

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痛風は西洋においては実に古い病気です。

エジプトで発掘されたミイラの関節の中に尿酸塩が見つかったという報告もあります。

また、紀元前5世紀には、医学の父と呼ばれたヒポクラテスが痛風について報告しています。


マケドニアのアレクサンダー大王
フランスのルイ十四世
宗教改革のルター
芸術家ミケランジェロ
レオナルド・ダ・ビンチ
天才物理学者ニュ−トン
生物学者ダ−ウィン

等々、痛風に苦しめられてきた西洋史上の著名な人物は実に多いです。


日本では明治以前には痛風はないとされていました。

日本で痛風があらわれはじめたのは明治になってからで、

実際に増えたのは戦後、それも1960年代になってからのことです。


痛風は「ぜいたく病」とか「帝王病」といわれるように、

飽食の時代の生活習慣病の一つです。

食事内容が欧米化し、動物性蛋白質の摂取量が増えたことや飲酒量の増加が

痛風が増え続けている理由に挙げられています。

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